BBS-天晴くんの近況報告/50

春
お陰様で天晴は、この春4月に
無事、高校生になることができました。
そして今年の桜は、家族そろって見上げることができ
このような日を迎えられて、本当に感謝しています。
二年前は、入院先の病室から わずかに見える桜を
リハビリ時にベッドから立ち上がった少しの瞬間
垣間見るだけでした。
突然の出来事を受け入れられないまま、桜が散りゆくのとともに
どんどん症状が悪化していく中
どうしたら少しでも天晴の気持ちがほぐれるか
院内学級の先生、リハビリの先生、みなさんが何かにつけて
心を砕いてくださいました。
次に転院した先では
補助人工心臓を装着した為、比較的安定していたので
先生方は、体調に合わせながらも
中学に復学した後のことも考えて
同学年の習得すべき内容で進めてくださいました。
他の院内生徒と、数学検定を受けたのも、この頃です。
「元気に帰ってきて、必ず学校に戻るんだよ」と
自然に未来を想像できるように接してくださり
本人はもちろん家族にとっても、希望と励みになりました。
昨年は米国、NYで迎えた春です。
思いがけない奇跡的な出会いで、早く手術をすることができ
その後の経過も良かったので、退院後セントラルパークの桜を
リハビリで歩きながら二人で見ることができました。
昨年のちょうど今頃は、日々の私たちの生活も
雪解けから、桜とともに芽吹いていく感じでした。
NYでも滞在先のアパートに
日本人の先生と米国人の先生が来てくださり
学習を生活の中に入れることによってリズムを作り
中学生という意識を刺激しながら、無理のない進度で教えてくださいました。
私達のような立場の者でも、教育を受ける機会をくださる
NYの素晴らしい制度でした。
大勢の教育関係者のご配慮と応援にも支えられ
中学校に復学でき、無事卒業し、高校生になりました。
今日は、新しい担任の先生と養護の先生と面談して
経過と現状、そして今後についてお話をしてきました。
今ここでも、理解とご配慮、協力を頂き、本当に有難い限りです。
長い入院生活で、落ちてしまった体力と学力は
他の同学年の生徒には、まだまだ及びませんが
これからも、先生たちと周りの皆様からの心強い応援を受けまして
少しずつでも取り戻していってくれると信じています。
最寄駅までは自転車、電車に乗り継いでの通学ですが
彼にとって、高校に通う事を中心とした生活そのものが
リハビリになっているように思います。
新しく高校生になった他のみんなと同じように
新しい世界と人生への期待に、頬も緩む春を迎える事ができて幸せです。
ありがとうございます。
サクラサク 春
自転車で Go!
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